岬町江場土から大原町日在にかけては、大正から昭和初期にかけて開発された
古い別荘地の跡地である。年季の入った槇塀(槇の生垣をここではこう呼んでいる)
が続き、落ち着いた佇まいを見せている。
一画には「梅屋庄吉別荘」、「森鴎外別荘」、「野間家別荘」などがあった。その当時
には梅や別荘には蒋介石を始め、中国革命に関わった多くの人が来たという。
林芙美子の「放浪記」にもこの三門駅からの道が描かれている。
海岸へ出る手前に地元では「水門」と呼ばれる橋を渡る。この下は、夷隅川河口か
ら延びる入り江が入っている。この入り江は元々夷隅川の本流で海に出る前に蛇行
していた名残だそうだ。
海岸には舗装された「サイクリング道路」が三軒家海岸経由で、江東橋のたもとま
で続く。国民年金保養所「そとぼう」を横に見ながら、江の浜グランドを突っ切り
スタート地点に戻る。
歴史と広がりのある海と入り江を眺め、ゆったりと大またで歩きやすい散歩道である。
■コースの風景(2005年2月)